地中海食の遵守、進行性AMD発症リスク低下と関連

欧州の前向きコホート、ロッテルダム試験IおよびAlienor試験それぞれの参加者4446例（55歳以上）、550例（73歳以上）を対象に、地中海食の遵守と進行性加齢黄斑変性（AMD）発症の関連を検討した。 ロッテルダム試験Iでは追跡期間中央値9.9年で117例、Alienor試験では追跡期間中央値4.1年で38例が進行性AMDを発症した。両試験データのプール解析の結果、野菜、果物などの摂取量および一価不飽和脂肪酸／飽和脂肪酸比に基づく9項目の地中海食スコア高値（6-9）群が低値（0-3）群に比べ進行性AMDの発症リスクが有意に低かった（ハザード比0.59、95％CI 0.37-0.95、傾向P＝0.04）。...