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術前大腸鏡検査、病変位置特定の精度は?

2018年10月3日  Surgical Endoscopy

待期的大腸癌切除術を施行した患者203例を医療機関データベースから後ろ向きに検索し、術前大腸内視鏡検査による病変位置特定の精度を検討した。 その結果、術前の大腸鏡検査による腫瘍の位置特定が不正確で、手術計画が変更されたのは16.7%(34例)だった。横行結腸または遠位側に病変のある患者は、近位側に病変のある患者よりも、最終的な外科治療が変更となる可能性が高かった(29.7% vs. 3.9%、P<0.001)。正確な病変の位置を確認するために、術中に追加の大腸鏡検査を要したのは11例(5.5%)だった。...