脳性麻痺への上肢手術で手指動作が改善

20歳以下の脳性麻痺患者39例を対象に、上肢手術による手指動作への効果をコホート研究で検討した。 その結果、個々の患者の作業目標を評価するカナダ作業遂行測定（COPM）の遂行度スコア（P＜0.001）および満足度スコア（P＜0.001）、家庭での両手指動作を評価するABILHANDスコア（P＜0.001）、日常生活での患側手指の操作性を評価する視覚的アナログ尺度（VAS）スコア（P＜0.001）、両手指動作時の患側手指の操作性を評価するAssisting Hand Assessment（AHA）スコア（P＜0.001）、手指の器用さを全体的に評価するBox and Block Test（BBT）スコア（P＝0.021）がいずれも術後に有意に改善した。...