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小径冠動脈病変へのDCB、DESに非劣性

2018年10月9日  Lancet

直径3mm未満の小径冠動脈病変を有する患者758例を対象に、薬剤溶出ステント(DES)と比較した薬剤被覆バルーン(DCB)の有効性を非盲検無作為化非劣性試験で検討(BASKET-SMALL 2試験)。12カ月時の主要有害心イベント(MACE:心臓死、非致死的心筋梗塞および標的血管再血行再建術)発生率を比較し、4%の絶対差を非劣性マージンとした。 その結果、12カ月時、per-protocol集団で、MACE発生率の絶対差の95%CIが事前に定めたマージンよりも低かったことから(95%CI -3.83-3.93%、P=0.0217)、DESに対するDCBの非劣性が示された。最大の解析対象集団で、MACEが発生した患者の割合は両群同等だった(DCB群7.5% vs. DES群7.3%、ハザード比0.97、95%CI 0.58-1.64、P=0.9180)。...