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院外心停止、声門上器具と気管挿管で予後同等

2018年10月10日  Journal of the American Medical Association

非外傷性院外心停止の成人患者9296例を対象に、最初に選択する高度な気道確保法としての声門上器具(SGA)と気管挿管(TI)の転帰を救急救命士のクラスター無作為化臨床試験で比較。救急救命士を気管挿管群と声門上器具留置群に1:1の割合で無作為に割り付けた。修正ランキンスケールスコアで評価した退院時または院外心停止30日後の機能的転帰を主要評価項目に規定し、0-3を転帰良好、4-6を転帰不良に分類した。 その結果、転帰良好だったのは、SGA群4882例中311例(6.4%)、TI群4407例中300例(6.8%)だった(調整リスク差-0.6%、95%CI -1.6-0.4)。初回試技での換気成功は、SGA群4868例中4255例(87.4%)、TI群4397例中3473例(79.0%)だった(同8.3%、6.3-10.2)。...