心内膜炎の抗菌薬、経口薬切り替え vs. 静注継続

静注抗菌薬治療で容態が安定した左心系感染性心内膜炎患者400例を対象に、経口抗菌薬治療への切り替えの静注抗菌薬継続に対する非劣性を無作為化試験で検証した（POET試験）。無作為化後の抗菌薬治療期間中央値は静注薬継続群19日、経口薬への変更群17日だった（P＝0.48）。 その結果、抗菌薬治療終了後6カ月時での主要複合評価項目（全死亡、予期せぬ心臓手術、塞栓イベントまたは一次病原体による菌血症再発）発生率は静注薬継続群12.1％、経口薬への変更群9.0％で群間差は3.1パーセントポイント（95％CI －3.4-9.6、P＝0.40）となり、非劣性基準が満たされた。...