中間リスク前立腺癌、根治的単独療法の10年転帰（2018/10/23訂正）

アンドロゲン除去療法（ADT）を実施せず、根治的単独療法（用量漸増外部ビーム放射線療法、小線源療法または根治的前立腺全摘除術）を施行した予後良好な中間リスク前立腺癌1063例および予後不良な中間リスク前立腺癌1487例の自然経過を評価した。 遠隔転移の10年累積発生率は、全摘除術施行の予後良好中間リスク例0.2％、予後不良中間リスク例11.6％（P＜0.001）、外部放射線療法施行例ではそれぞれ2.8％、13.5％（P＜0.001）、小線源療法施行例では3.5％、10.2％だった。10年前立腺癌特異的死亡率は、全摘除例でそれぞれ0％、3.7％（P＝0.016）、外部放射線療法例では0.5％、5.6％（P＝0.015）、小線源療法例では0％、2.5％（P＝0.028）だった。 【訂正】2018年10月23日に以下を訂正しました。 結果の「予後良好中間リスク例」と「予後不良中間リスク例」の表記が逆になっておりました。お詫びして訂正します。 ...