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肝性胸水の留置カテ、感染リスクは

2018年10月12日  Chest

肝硬変に合併する難治性肝性胸水患者79例を対象に、留置胸腔カテーテルの安全性と実行可能性を後ろ向き多施設試験で検討した。 その結果、カテーテル留置期間中央値は156日だった。8例(10%)で胸膜腔感染症が発生し、そのうち5例ではカテーテル部位に蜂巣炎も確認された。2例(2.5%)がカテーテル関連敗血症で死亡した。自然胸膜癒着後のカテーテル除去達成率は28%で、カテーテル挿入から癒着までの期間中央値は55日だった。多変量解析では、高齢が独立した死亡予測因子だった(ハザード比1.05、P=0.01)。...