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院外心停止へのラリンゲルチューブ vs. 気管挿管

2018年10月12日  Journal of the American Medical Association

院外心停止成人患者3004例を対象に、最初に選択する高度な気道確保法としてのラリンゲルチューブ(LT)挿入と気管挿管(ETI)の効果を救急隊のクラスタークロスオーバー臨床試験で比較。27の救急隊をLTまたはETIを実施する13のクラスターに無作為に割り付け、3-5カ月の間隔で気道確保法をクロスオーバーさせた。 主要評価項目の72時間生存率は、LT群18.3% vs. ETI群15.4%だった(調整後の差2.9%、95%CI 0.2-5.6、P=0.04)。自己心拍再開率は27.9% vs. 24.3%(調整後の差3.6%、95%CI 0.3- 6.8、P=0.03)、退院時生存率は10.8% vs. 8.1%(同2.7%、0.6-4.8、P=0.01)、退院時の良好な神経学的状態(修正ランキンスケールスコア3以下)保持率は7.1% vs. 5.0%(同2.1%、0.3-3.8、P=0.02)だった。...