頸椎前方固定術中のステロイドで術後嚥下障害減
2018年10月18日
The Journal of Bone & Joint Surgery
頸椎プレートを用いた頸椎前方除圧固定術(ACDF)施行患者75例を対象に、術中ステロイド局所投与(トリアムシノロン)と静注(デキサメタゾン)の効果を単盲検前向き無作為化試験で比較。嚥下障害、発声障害、頸部痛についての患者報告転帰尺度(PROM)により評価した。 その結果、局所投与群は静注群および対照群(ステロイド非投与)に比べ、術後2週時の重度嚥下障害の有病率が有意に低かった(P=0.027)。局所投与群と静注群の両群とも対照群に比べ、6週時および3カ月時の嚥下障害の重症度が有意に低く、術後1年時の嚥下障害の有病率が有意に低かった(P=0.014)。...
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