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白内障手術の合併症率、研修医と上級医で差なし

2018年10月19日  専門誌ピックアップ

超音波水晶体乳化吸引術による初回白内障手術施行患者8738例を対象に、眼科研修医と上級医の術中合併症発生率の差を前向き症例集積研究で比較した。 その結果、研修医は44%の手術に関与しており、そのうち82%は研修医が単独により、18%は上級医と共に施行された。67%が単純な手術、33%が複雑な手術で、複雑な症例となった頻度の高い原因は小瞳孔または術中虹彩緊張低下症候群だった。単純な症例では、上級医と研修医の全合併症発生率(1.7% vs. 2.0%、P=0.52)、後嚢破損率(0.9% vs. 0.8%、P=0.76)および硝子体脱出率(0.4% vs. 0.2%、P=0.08)に差はなかった。...