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ニコチン即時減量、漸減より毒性曝露量が低下

2018年10月22日  Journal of the American Medical Association

喫煙者1250人を対象に、たばこのニコチン含有量を一気に減らした場合、徐々に減らした場合およびニコチン含有量を維持した場合の毒性物質への曝露量を多施設共同二重盲検無作為化試験で比較。毒性物質曝露のバイオマーカーに呼気一酸化炭素(CO)、尿中3-ヒドロキシプロピルメルカプツール酸(3-HPMA)および尿中フェナントレンテトラオール(PheT)を用いて20週間の介入期間の濃度時間曲線下面積を算定した。 その結果、即時減量群は漸減群よりもCO(平均差-4.06ppm、P<0.0055)、3-HPMA(幾何平均比0.83、P<0.0055)およびPheT(同0.88、P<0.0055)が有意に低かった。即時減量群は維持群よりもCO(平均差-3.38、P<0.0055)、3-HPMA(幾何平均比0.81、P<0.0055)およびPheT(同0.86、P<0.0055)が有意に低かった。漸減群と維持群の間に有意差はなかった。...