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経腟分娩オキシトシン静注、筋注より重度分娩後出血少ない

2018年10月22日  British Medical Journal

単胎妊娠で経膣分娩がを定している正産期の女性1035例を対象に、オキシトシン静注と筋注の分娩後出血予防効果を二重盲検無作為化試験で比較。経膣分娩時に、オキシトシン静脈内ボーラス投与+プラセボ筋注(静注群)とオキシトシン筋肉内ボーラス投与+プラセボ静注(筋注群)に割り付けた。 その結果、主要評価項目に規定した分娩後出血(出血量500mL以上)の発生率は、静注群と筋注群で有意差はなかった(18.8% vs. 23.2%、調整オッズ比0.75、95%CI 0.55-1.03)。重度分娩後出血(出血量1000mL以上)の発生率(同4.6% vs. 8.1%、0.54、0.32-0.91)および輸血の必要性(同1.5% vs. 4.4%、0.31、0.13-0.70)は、静注群の方が有意に低かった。静注群の副作用発生率は、筋注群に比べて高くはなかった(同4.1% vs. 5.2%、0.75、0.42-1.35)。...