FIREHAWKステント、XIENCEに非劣性

経皮的冠動脈インターベンション（PCI）を要する心筋虚血患者を対象に前向き無作為化試験を実施し、シロリムス溶出生分解性ポリマーステントFIREHAWKの臨床転帰をエベロリムス溶出ステントXIENCEと比較した（TARGET All Comers試験）。解析対象は1522例。 その結果、12カ月時標的病変不全（心臓死、標的血管心筋梗塞、虚血による標的病変の血行再建術）発生率はFIREHAWK群6.1％、XIENCE群5.9％で差は0.2％（90%CI －1.9-2.2、非劣性のP＝0.004、95％CI －2.2-2.6、優越性のP＝0.88）となり、非劣性マージン3.5％を下回ったためFIREHAWKの非劣性が示された。患者176例を対象とした血管造影検査を用いたサブ研究では、ステント内晩期血管径損失がFIREHAWK群0.17mm、XIENCE群0.11mmだった（非劣性のP＝0.024）。...