慢性副鼻腔炎の薬物療法でSNOT-22スコアが改善するか
2018年10月23日 The Laryngoscope
至適薬物療法の継続を選択した慢性副鼻腔炎（CRS）患者120例を前向き観察コホート研究に登録し、22項目から構成され副鼻腔評価尺度SNOT-22の臨床的に意味のある最小変化量（MCID）を明らかにし、既報の内視鏡下副鼻腔手術のMCIDと比較した。 その結果、SNOT-22の平均MICDは、総スコア8.0、鼻症状、鼻外症状、耳・顔面症状、心理的症状、睡眠症状のスコアはそれぞれ3.9、2.5、3.3、3.4、2.9で、手術選択患者と同等だった。薬物療法後のSNOT-22の総スコア変化量はMICDを上回ったが、項目別スコア改善の平均はMCID閾値以下だった。...