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Ca拮抗薬とスタチン、心血管死を長期抑制

2018年10月25日  Lancet

ASCOT試験に参加した高血圧患者を対象に、追跡期間中央値15.7年の死亡転帰を検討した(ASCOT Legacy試験)。 その結果、降圧治療のアテノロール群およびアムロジピン群で、全死亡率に群間差はなかったが(調整後ハザード比0.90、95%CI 0.81-1.01、P=0.0776)、脳卒中死亡率はアムロジピン群の方が有意に低かった(同0.71、0.53-0.97、P=0.0305)。総コレステロール値6.5mmol/L以下で脂質低下療法歴のない患者をアトルバスタチンによる脂質低下療法群またはプラセボ群に無作為に割り付けたLLA試験群では、アトロバスタチン群の心血管死亡率がプラセボ群に比べ有意に低く(ハザード比0.85、0.72-0.99、P=0.0395)、非LLA群の心血管死亡率はアムロジピン群でアテノロール群に比べ低かった(調整後ハザード比0.79、0.67-0.93、P=0.0046)。...