CTRX耐性菌へのピペラシリン・タゾバクタムvs.メロペネム
2018年10月25日
Journal of the American Medical Association
セフトリアキソン(CTRX)耐性大腸菌(E. coli)または肺炎桿菌(Klebsiella pneumoniae)による血流感染患者378例を対象に、ピペラシリン・タゾバクタムのメロペネム(カルバペネム系)に対する非劣性を並行群間無作為化試験で検証した。主要評価項目は無作為化後30日時点の全死因死亡率、非劣性マージンは5%とした。 その結果、主要評価項目発生率はピペラシリン・タゾバクタム群12.3%、メロペネム群3.7%で、リスク差は8.6%(片側97.5%CI -∞-14.5%、非劣性P=0.90)となり、メロペネムに対するピペラシリン・タゾバクタムの非劣性は示されなかった。非致死性の重篤な有害事象がピペラシリン・タゾバクタム群の2.7%、メロペネム群の1.6%に発生した。...
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