胆管腫瘍栓合併HCCの生存予測因子

韓国と日本の32施設で胆管内腫瘍栓を伴う肝細胞癌（HCC）患者257例を対象に、至適術式および長期生存の危険因子を検討した。 244例（94.9％）に根治手術を施行し、手術死亡率は5.1％だった。5年時の全生存率は43.6％、再発率は74.2％だった。TNM病期（P＜0.001）と線維化／肝硬変（P＝0.002）が長期生存の独立予測因子だった。大量肝切除と胆管切除の併施によって全生存率（OS）が有意に上昇し［ハザード比0.61（0.38-0.99）、P＝0.044および0.51（0.31-0.84）、P＝0.008］、再発率が有意に低下した［同0.59（0.38-0.91）、P＝0.018および0.61（0.42-0.89）、P＝0.009］。...