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睡眠時無呼吸でAF発症リスク増?

2018年10月30日  Chest

初回診断時の睡眠検査で不整脈がなかった閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)成人患者8256例を対象に、OSAと入院を要する心房細動(AF)新規発症の関連を歴史的コホート研究で検討。OSA重症度を無呼吸低呼吸指数(AHI)および夜間低酸素血症の程度で測定し、Cox回帰分析を用いてAFとの関連を調査した。 中央値10年の追跡期間中、173例(2.1%)がAFで入院した。年齢、性別、アルコール摂取量、喫煙状態、心不全歴、慢性閉塞性肺疾患および肺塞栓症で調整後、夜間低酸素血症が新規AF発症の有意な予測因子だった(ハザード比2.47、95%CI 1.64-3.71)。体格指数と高血圧でさらに調整すると、この関連は弱くはなったが、統計的に有意だった(同1.77、1.15-2.74)。...