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小児気管支拡張症の急性増悪、アジスロマイシン vs. AMPC/CVA

2018年10月31日  Lancet

気管支拡張症で急性増悪を来たした小児179例を対象に、アジスロマイシン(AZM)のアモキシシリン-クラブラン酸配合剤(AMPC/CVA)に対する非劣性を無作為化比較試験で検証(BEST-2試験)。主要評価項目はper-protocol集団の投与21日目までの急性増悪からの回復で、非劣性マージンは-20%だった。 その結果、21日目までに急性増悪から回復したのは、AZM群73例中61例(84%)、AMPC/CVA群87例中73例(84%)で、リスク差から非劣性が示された(-0.3%、95%CI -11.8-11.1)。急性増悪の期間は、AMPC/CVA群の方がAZM群に比べて有意に短かった(中央値10日 vs. 14日、P=0.014)。有害事象の発生率は、AZM群21%、AMPC/CVA群24%だった(相対リスク0.9、95%CI 0.5-1.5)。...