1型DMの血糖コントロール、クローズドループシステムで改善

HbA1c値7.5-10.0％の6歳以上の1型糖尿病（DM）患者86例を対象に、ハイブリッドクローズドループ型インスリン注入システムの昼夜使用による血糖コントロール改善効果を12週間の非盲検無作為化比較試験で検討した。 その結果、クローズドループ群は対照のセンサー付きポンプ療法群に比べ、12週時に血糖値が目標範囲内（3.9-10.0mmol/L）にあった時間の割合が有意に高かった（65％ vs. 54％、変化量の平均差10.8パーセントポイント、95％CI 8.2-13.5、P＜0.0001）。クローズドループ療法群では、血糖値3.9mmol/L未満（同－0.83パーセントポイント、－1.40-－0.16、P＝0.0013）になるまでの時間、および10.0mmol/L超であった時間（同－10.3パーセントポイント、－13.2-－7.5、P＜0.0001）が短かった。...