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憩室炎の5年転帰、待期的手術 vs. 保存的治療

2018年11月7日  Annals of Surgery

憩室炎の再発または症状が持続する患者109例を待期的S状結腸切除術または保存的治療に無作為に割り付けて比較したDIRECT試験の追跡調査を実施し、5年時の生活の質(QOL)改善効果を評価した。 その結果、主要評価項目とした5年時の胃腸QOL指標(GIQLI)の平均スコアは保存的治療群(108.5[標準偏差20.0])に比べ手術群(118.2[同21.0])で有意に高かった(平均差9.7)。副次的評価項目のSF-36身体的側面(P=0.030)および精神的側面のQOLスコア(P=0.010)、EuroQol-5Dスコア(P=0.016)、視覚的アナログ尺度(VAS)疼痛スコア(P=0.011)も手術群で有意に良好な結果が得られた。保存的治療群の患者26例(46%)は最終的に手術を要した。...