水浸下での大腸ESDは安全で有効
2018年11月8日 Surgical Endoscopy
大腸上皮性腫瘍患者の病変40例を対象に、新開発の、生理食塩水中でバイポーラニードルナイフを用いる水浸下大腸内視鏡的粘膜下層剥離術（UESD）の安全性および有効性を後ろ向き研究で検討した。 その結果、粘膜下線維症を含む全40病変でUESDによる一括切除が成功した。穿孔、遅発性出血、電気凝固症候群などの手術関連の有害事象は見られず、全例で良好な臨床経過が見られた。全例で組織の熱変性を生じることなく、組織学的評価に適した切除検体が得られた。...