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2-6歳時に肥満だと思春期の肥満リスク増

2018年11月9日  New England Journal of Medicine

小児5万1505人を対象に、小児期(0-14歳)の体格指数(BMI)と思春期(15-18歳)の持続性の肥満持続傾向が決定されるかを後ろ向き解析および前向き解析で検討した。 後ろ向き解析の結果、思春期に標準体重者の小児期体重は一貫して正常であり、思春期肥満者の53%は5歳以降より過体重または肥満で、その後も年齢とともにBMI標準偏差スコアの増加が見られた。前向き解析では、3歳時肥満者の約90%が思春期でも過体重または肥満だった。思春期肥満者で年間BMI増加量が最も大きかった年齢は2-6歳だった。就学前期のBMI年間増加率高値と思春期の過体重または肥満リスクに関連を認め、リスクはBMIが安定していた小児の1.4倍だった。...