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外果骨折後の果間関節窩安定性評価に自重力ストレス検査が有用

2018年11月9日  The Journal of Bone & Joint Surgery

回外-外旋(SER)型の足関節外果単独骨折患者37例を対象に、内側圧痛、腫脹、斑状出血などの臨床所見、自重力ストレス検査およびMRIによる骨折後の果間関節窩の安定性評価能を外旋(ER)ストレステストを基準に検討した。 その結果、臨床所見による診断の陽性尤度比は1.45-2.54、陰性尤度比は0.25-0.70で、検査前確率に及ぼす変化は軽微だった。自重力ストレス検査の陽性尤度比は5.71(95%CI 1.52-21.48)で検査前確率が中程度変化させ、陰性尤度比は0.33(同0.16-0.66)で変化は少ないことが示された。MRIで深部の三角靱帯断裂が確認された患者ではそれぞれ3.05(同1.03-9.02)、0.53(0.31-0.91)で、小さいながら時に重大な変化が示された。...