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炭水化物、少な過ぎても死亡リスク増―メタ解析

2018年11月9日  専門誌ピックアップ

アテローム性動脈硬化の原因を検討したARIC(Atherosclerosis Risk in Communities)研究の参加者1万5428例を対象に、炭水化物からのエネルギー摂取比率と死亡率の関連を検討。さらに、他の前向き研究7件のデータと合わせてメタ解析を実施した。 その結果、炭水化物からのエネルギー摂取の比率と死亡率の間にU字型の関連が見られ、エネルギー摂取率が50-55%の場合に死亡リスクが最も低かった。全コホート(43万2179例)のメタ解析でも、低比率(40%未満)および高比率(70%超)の場合、中等度摂取よりも死亡リスクが高く、U字型関連を示した(各ハザード比1.20、1.23)。栄養素の摂取源によって結果が異なり、炭水化物を動物由来の脂肪や蛋白質に置き換えた場合死亡率が上昇し(同1.18)植物由来の代替物に置き換えた場合は死亡率が低下した(同0.82)。 関連記事:糖尿病治療の都市伝説を鑑定!(5)糖質制限食...