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末期OA治療、費用対効果が高いのはUKA

2018年11月12日  The Journal of Bone & Joint Surgery

米国で初回治療時の年齢が40-90歳の末期変形性膝関節症(OA)患者を対象に、手術治療および非手術治療の費用対効果をマルコフ決定分析モデルで検討した。 基本ケース分析の結果、40-69歳での手術治療が非手術治療に比べ医療費が低く、質調整生存年(QALY)も高かった。70歳以上でも手術治療の費用対効果が非手術治療に比べ高く、増分費用対効果比(ICER)も支払い意思額閾値の5万ドルを下回った。手術治療のなかでも人工膝関節単顆置換術(UKA)が全年齢で人工膝関節全置換術(TKA)よりも費用対効果に優れており、米国の全OA患者がUKAを選択した場合の生涯医療費削減額は1年当たり9億8700万-15億ドルと推定された。...