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前立腺癌のERC使用3T mpMRI、辺縁域と背側病変の検出率高い

2018年11月12日  The Journal of Urology

前立腺画像報告データシステム(PI-RADS v2)を用いて3テスラマルチパラメトリックMRI(3T mpMRI)を実施した前立腺癌手術前患者429例の871病変を対象に、経腸内コイル(ERC)使用の有無によるホールマウント組織病理学(WMHP)基準に基づいた腫瘍検出率を後ろ向き症例対照研究で比較した。 その結果、ERC使用群(260例、529病変)および非使用群(169例、342病変)の腫瘍検出率は、腹側病変で35.9%、48.4%(P=0.019)、背側病変で58%、48.1%(P=0.025)、移行域病変で37.3%、54.4%(P=0.010)、周辺域病変で53.7%、45.2%(P=0.033)だった。臨床的因子および病理学的因子で調整後、ERC使用群で辺縁域病変と背側病変に対する検出率が有意に高く、腹側病変と移行域病変の検出率は有意に低かった。...