初回喘鳴時のアトピー感作が気管支反応性亢進の危険因子
生後3-23カ月時に初回の重度ウイルス性喘鳴を発症した小児76例を対象に、喘鳴発症時の患者背景と就学前肺機能の関連を検討。初回喘鳴発症時のライノウイルス陽性率は75%、感作率は30%だった。 4年後の再受診時に運動負荷を伴うインパルスオシロメトリーを実施した結果、12%に運動負荷後の気管支反応性(正味の平均呼吸抵抗値が35%以上変化)または気管支拡張を認めた。初回喘鳴時にアトピー感作を認めた小児は、感作がなかった群に比べ気管支反応性が亢進する傾向にあった(オッズ比8.8、P=0.03)。その他に有意な関連因子は認められなかった。...
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