高リスク急性胆嚢炎への胆嚢摘出、ドレナージに優越性

高リスクの急性有石胆嚢炎患者142例を対象に、腹腔鏡下胆嚢摘出術の経皮的カテーテルドレナージに対する優越性を無作為化比較試験で検討した（CHOCOLATE試験）。 その結果、主要評価項目に規定した1年以内の死亡率は腹腔鏡術群3％、ドレナージ群9％と差はなかったが（P＝0.27）、主要合併症発生率は12％、65％と腹腔鏡術群で低かった（リスク比0.19、95％CI 0.10-0.37、P＜0.001）。胆嚢摘出群の方がドレナージ群より再治療発生率および胆道疾患再発率が低く、入院期間中央値も短かった（いずれもP＜0.001）。中間解析後に試験は早期終了した。...