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敗血症性AKIに早期腎代替療法で死亡率改善せず

2018年11月14日  New England Journal of Medicine

重度急性腎障害(AKI)を伴う敗血症性ショック患者477例を対象に、腎代替療法をRIFLE分類で末期腎臓病が確定後12時間以内に開始する早期治療と48時間後に行う待機的治療の効果を無作為化比較試験で比較した(IDEAL-ICU試験)。 その結果、主要評価項目に規定した90日死亡率は早期治療群58%、待機的治療群54%で有意差は見られなかった(P=0.38)。待機的治療群の腎代替療法非施行率は38%、緊急腎代替療法基準合致率は17%だった。本試験は無益性のため早期に中止された。...