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左室機能低下心不全へのリバーロキサバン、死亡率低下につながらず

2018年11月15日  New England Journal of Medicine

心房細動はないが冠動脈疾患を伴う左室駆出率(LVEF)40%以下、ナトリウム利尿ペプチド高値の慢性心不全患者5022例を対象に、リバーロキサバンの効果を無作為化試験で検討した(COMMANDER HF試験)。 その結果、追跡期間中央値21.1カ月での主要複合評価項目(全死亡または心筋梗塞、脳卒中)発生率はリバーロキサバン群25.0%、プラセボ群26.2%だった(ハザード比0.94、95%CI 0.84-1.05、P=0.27)。致死的な出血または永続的障害をもたらす可能性のある重要な部位での出血がリバーロキサバン群2507例中18例、プラセボ群2515例中23例に見られた(同0.80、0.43-1.49、P=0.48)。...