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コントロール不良緑内障へのSLT vs. ALT

2018年11月15日  Ophthalmology

360度の選択的レーザー線維柱帯形成術(SLT)を受け、薬剤による眼圧コントロールが不十分な開放隅角緑内障患者130例を対象に、SLTとアルゴンレーザー線維柱帯形成術(ALT)の有効性を単盲検無作為化同等性試験で比較。180度のSLTまたはALTに患者を無作為に割り付け、術後12カ月時点での眼圧の変化を群間で比較した。 術後12カ月時、両群のベースラインからの眼圧変化は0.33mmHgの差があった(SLT群3.16 vs. ALT群2.83)が、統計学的有意差はなかった(P=0.71)。1週間および1カ月時の術後早期では、SLT群の眼圧下降幅が有意に低かった。術後3カ月までにこの差は解消され、ALTはSLTよりも早く効果が失われる傾向が強かった。SLTは繰り返し照射が可能だが、2回目のSLTによる眼圧下降幅は、最初のSLTの半分程度だった。...