albiglutide、2型DMの心血管イベント抑制でプラセボに優越性

心血管疾患を有する2型糖尿病（DM）患者9463例を対象に、GLP-1受容体作動薬albiglutideの心血管イベント抑制効果と安全性を二重盲検無作為化プラセボ対照試験で検討（Harmony Outcomes試験）。非劣性マージンは95％CI上限1.3とし、非劣性が示された場合は優越性を検討することとした。 中央値1.6年の追跡の結果、主要複合評価項目（心血管死、心筋梗塞、脳卒中）の発生率はalbiglutide群100人年当たり4.6件、プラセボ群100人年当たり5.9件で、ハザード比は0.78（95％CI 0.68-0.90）となり、albiglutideのプラセボに対する優越性が示された（非劣性のP＜0.0001、優越性のP＝0.0006）。急性膵炎、膵癌、甲状腺髄様癌、その他重篤な有害事象の発生率に群間差はなかった。...