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乳癌の長期内分泌療法、タモキシフェンで血栓塞栓症リスク高い

2018年11月16日  British Medical Journal

非転移性乳癌患者に対する術後補助内分泌療法の心血管疾患転帰への影響を検討すべく、26件の無作為化比較試験および観察研究のシステマティックレビューおよびメタ解析を実施した。 その結果、タモキシフェン投与例は非投与例およびアロマターゼ阻害薬投与例に比べ静脈血栓塞栓症リスクが高いことが示唆された。アロマターゼ阻害薬投与例はタモキシフェン投与例に比べ心筋梗塞および狭心症リスク増加が見られたが、このリスク差はタモキシフェンの保護作用に起因する可能性が示唆された。脳卒中や心不全などの心血管疾患転帰に関する一貫したエビデンスは見られなかった。...