1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. カナキヌマブで痛風発作リスク低下

カナキヌマブで痛風発作リスク低下

2018年11月19日  Annals of Internal Medicine

心筋梗塞の既往があり高感度C反応性蛋白19.1nmol/L以上の患者1万59例を対象とした無作為化比較試験の探索的解析で、抗インターロイキン-1β抗体カナキヌマブと血清尿酸値および痛風発作との関連を検討した。 その結果、プラセボ群の痛風発作発生率は100人年当たりベースライン尿酸値404.5µmol/L以下で0.28、404.6-535.3µmol/Lで1.36、535.4µmol/L以上で5.94だった。カナキヌマブ群では尿酸値に経時的変化は見られなかった影響が、痛風発作発生率が有意に低下し、プラセボと比較したハザード比はベースライン尿酸値404.5µmol/L以下で0.40(95%CI 0.22-0.73)、404.6-535.3µmol/Lで0.48(同0.31-0.74)、535.4µmol/L以上で0.45(同0.28-0.72)だった。...