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緑内障の視野欠損を遅らせる因子判明

2018年11月20日  Ophthalmology

緑内障疑いまたは緑内障のある高齢者141例を対象に、身体活動レベルと視野(VF)の欠損速度との関連を縦断的観察研究で検討した。 測定点別(pointwise)VF感度で測定した未調整平均VF欠損速度は0.36 dB/年(95%CI -0.37--0.35)だった。歩数(+0.007dB/年/1日当たりの歩数1000歩、P<0.001)、中等度ないし強度の身体活動(MVPA)(+0.003dB/年/1日当たりのMVPA量10分増、P<0.001)および非座位行動(+0.007dB/年/1日当たりの身体を動かす時間30分増、P=0.005)が多かった患者で視野の欠損速度遅延が見られた。視野の欠損速度上昇に関連する因子は、加齢、非白人系人種、緑内障手術、白内障手術、ベースラインの中等度視野障害だった。...