転移性前立腺癌への放射線療法併用でOS改善せず

新たに診断された転移性前立腺癌患者2061例を対象に、標準治療（アンドロゲン除去療法＋ドセタキセル先行投与）に放射線療法を併用した場合の有効性を無作為化第III相比較試験で検討した（STAMPEDE試験）。 その結果、標準治療単独群に比べ、放射線療法併用群で治療奏効維持生存率が改善した（ハザード比0.76、95％CI 0.68-0.84、P＜0.0001）が、全生存期間（OS）の改善は認められなかった（同0.92、0.80-1.06、P＝0.266）。安全性解析集団の重篤有害事象の報告は両群で同等だった。...