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大腿骨頸部骨折接合術の再手術リスク関連因子

2018年11月22日  The Journal of Bone & Joint Surgery

大腿骨頸部骨折に対して平行にインプラントを設置した骨接合術1206例を対象に、術後12カ月以内の再手術率およびインプラント設置位置による再手術リスクへの影響を検討した。設置されたインプラント数は2個が997例、3個が209例だった。 その結果、157例で1年以内に再手術を施行した。70歳未満の患者は70歳以上の患者より再手術率が高かったが(18.0% vs. 9.8%)、死亡率は低かった(7.4% vs. 26.3%)。女性、米国麻酔科学会(ASA)分類スコア高値および転位骨折が再手術リスク上昇と関連した。骨接合術に関連する因子では、不十分な整復、骨幹部に対するインプラント設置角度125度以下、大腿骨骨頭穿孔のみが再手術リスクを有意に上昇させた。...