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進行乳癌にアテゾリズマブ+nab-パクリタキセルが有効

2018年11月26日  New England Journal of Medicine

進行トリプルネガティブ乳癌患者902例を対象に、アテゾリズマブとアルブミン懸濁型のnab-パクリタキセルの併用療法の有効性を第III相試験で検討した(IMpassion130試験)。 追跡期間中央値12.9カ月のintention-to-treat解析では、無増悪生存期間中央値はアテゾリズマブ+nab-パクリタキセル併用群7.2カ月、プラセボ+nab-パクリタキセル群5.5カ月(進行または死亡のハザード比0.80、95%CI 0.69-0.92、P=0.002)。対象のうちプログラム細胞死リガンド1(PD-L1)陽性患者では、それぞれ7.5カ月、5.0カ月だった(同0.62、0.49-0.78、P<0.001)。全生存期間中央値は、全例では21.3カ月と17.6カ月(死亡ハザード比0.84、95%CI 0.69-1.02、P=0.08)、PD-L1陽性患者では25.0カ月と15.5カ月(同0.62、0.45-0.86)だった。...