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気管支拡張症の臨床評価にISWTが有用

2018年11月26日  Chest

気管支拡張症の臨床的評価項目としての漸増シャトルウォーキングテスト(ISWT)の信頼性、妥当性および反応性を検討した。 臨床的に安定した患者30例のISWT結果に6カ月間で有意な変化は見られなかった。ISWTはSt. George呼吸器質問票(SGRQ)スコア(rs=-0.60、P<0.0001)、気管支拡張症重症度尺度スコア(rs=-0.44、P<0.0001)、座位時間(rs=-0.48、P=0.0007)と負の相関を、身体活動(rs=0.42、P=0.004)と正の相関を示した。4ユニット以上の総SGRQ改善でのISWT変化の曲線下面積は0.79(95%CI 0.66-0.91、P=0.001)だった。ISWT改善閾値を5%とした場合、感度92%、特異度50%となり、反応性試験の結果から、全被験者の73%に反応性を認めるとみられた。...