膵臓癌、術前補助療法後のCA19-9正常化で長期生存予測
2018年11月26日
Annals of Surgery
診断時に糖鎖抗原19-9(CA19-9)高値の限局性膵臓癌患者131例を対象に、CA19-9の治療バイオマーカーとしての有用性を検討した。 その結果、全生存期間(OS)中央値は診断時CA19-9値の最低四分位(80U/dL未満)群68カ月、第2-4四分位群25カ月だった(P=0.03)。診断時CA19-9値の第2-4四分位群の88%で術前補助療法後に値の低下が見られたが、相対変化量はOSと関連しなかった(P=0.77)。術前補助療法後のCA19-9値正常化非達成群の死亡リスクは正常化達成群の2.77倍、手術後の正常化非達成群では4.03倍だった(P<0.003)。...
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