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高度肥満の糖尿病患者、肥満手術で大血管イベントリスク低下

2018年11月27日  Journal of the American Medical Association

米国で高度肥満(BMI 35以上)の2型糖尿病患者2万235例を対象に、肥満手術の大血管イベント(冠動脈疾患、脳血管疾患)予防効果を後ろ向きコホート研究で検討。施行した肥満手術は、ルーワイ胃バイパス術、スリーブ状胃切除術、調節性胃バンディング術だった。 その結果、肥満手術は、追跡5年時点での大血管イベントの複合発生率低下(手術群2.1% vs. 非手術群4.3%、ハザード比0.60、95%CI 0.42-0.86)、および冠動脈疾患の発生率低下(同1.6% vs. 2.8%、0.64、0.42-0.99)と関連していた。脳血管疾患の発生率には有意な群間差はなかった(同0.7% vs. 1.7%、0.69、0.38-1.25)。...