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アレルギー性疾患児で腸内細菌叢の変化を特定

2018年11月27日  Allergy

小児93例の生後4、6、13カ月および8歳時の便検体を用いて、アレルギー性疾患児の一時的および長期的な腸内細菌叢の変化を前向き研究で検討。8歳時点で、21例がIgE関連のアレルギー性疾患と診断され、90%がアレルギー性併存疾患を呈した。72例はアレルギーではなく非感作だった。 その結果、アレルギーの小児は非アレルギー小児と比べて幼年期から学童期までにルミノコッカス属の一時的な不足と、バクテロイデス属、プレボテラ属、コプロコッカス属の恒常的な不足が見られた。アレルギー小児の8歳時の腸内細菌叢は、ビフィドバクテリウム属が多く、ラクトバシラス属、エンテロコッカス属、ラクノスピラ属が激減していた。...