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ACE阻害薬、5年超使用で肺癌リスク顕著に

2018年11月28日  British Medical Journal

新たに降圧薬治療を開始した患者99万2061人を対象に、アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬の肺癌リスクを人口ベースのコホート研究で検討。 その結果、ACE阻害薬使用は、アンジオテンシン受容体拮抗薬(ARB)使用に比べて、肺癌リスク上昇と関連を認めた(発生率は1000人年当たり1.6 vs. 1.2、ハザード比1.14、95%CI 1.01-1.29)。累積使用期間が長くなるとハザード比が徐々に高くなり、5年間の使用後にACE阻害薬使用と肺癌リスクの関連が顕著になり(ハザード比1.22、95%CI 1.06-1.40)。ハザード比は10年超の使用で最も高くなった(同1.31、1.08-1.59)。...