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多発性鼠経ヘルニアの関連因子に「高齢」

2018年11月28日  Surgical Endoscopy

経腹腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術(TAPP)を施行した初発鼠径ヘルニア患者634例を対象に、年齢とヘルニア種別の関連を後ろ向きに検討した。 その結果、潜在性対側ヘルニアの発症率は60歳未満群7.3%、60-69歳群10.4%、70-79歳群12.7%、80歳以上群20.8%(P=0.005)、多発性同側ヘルニアの発症率はそれぞれ5.6%、9.2%、16.8%、21.7%(P<0.001)で、ともに年齢に伴い有意に増加した。単変量解析では、高齢(70歳以上)が多発性鼠経ヘルニアの唯一の有意な関連因子だった(オッズ比2.69、95%CI 1.89-3.81、P<0.001)。...