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小児への早期声帯内注入術は安全で有効

2018年11月28日  The Laryngoscope

片側声帯麻痺を発症し、6カ月以内に早期声帯内注入術(IL)を施行した小児16例(年齢中央値8カ月)を対象に、小児に対する早期ILの安全性と有効性を後ろ向き調査で検討した。 誤嚥リスク回避のための食事変更を必要とした14例のうち10例(71.4%)に、IL後に摂取食品の硬さおよび量に改善が見られた。著しい口腔内協調運動障害のため、5例で胃瘻チューブが設置された。先天性心疾患を有する患者では手術歴が多く(P = 0.006)、IL施行の有無に関係なく、食欲不振のため胃瘻チューブ設置を要する傾向が強かった(P = 0.05)。ILによる有害事象および挿管を必要とする気道症状は見られなかった。...