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膵切除後のサバイバー生存率、既生存期間や病態に応じて変化

2018年11月30日  Annals of Surgery

膵切除後の膵管腺癌患者1005例を対象に、病態で調整したサバイバー生存率(Conditional Survival:CS)を後ろ向き解析で評価した。 無病例では12カ月CSは既生存期間と共に向上し、全体的な生存率とは逆の傾向を示した。再発患者の12カ月CSは、特に術後24カ月以内では対照となる無病例に比べ低かった。無病患者では、予後共変量で層別化した60カ月CSの推定値が次第に横ばいとなり、個々の生存関連因子の影響が術後経時的に低下することを示したが、この解釈は再発患者には当てはまらず、CS推定値は既生存期間が長引くにつれ層間差が増大した。...