1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 妊娠中のβ遮断薬で児の先天異常リスク増えず

妊娠中のβ遮断薬で児の先天異常リスク増えず

2018年12月3日  Annals of Internal Medicine

高血圧の妊娠女性1万8477例(北欧5ヵ国:3577例、米国:1万4900例)とその出生児のデータを基に、妊娠第1三半期のβ遮断薬曝露と児の先天性大奇形リスクの関連を国際コホート研究で検討した。 プールされた相対リスク(RR)と曝露1000例当たりのリスク差(RD1000)は、大奇形で1.07(95%CI 0.89-1.30)と3.0(同-6.6-12.6)、心奇形で1.12(同0.83-1.51)と2.1(同-4.3-8.4)、口唇口蓋裂で1.97(同0.74-5.25)と1.0(同-0.9-3.0)だった。また、中枢神経系奇形(米国コホートのデータのみ)はRR 1.37(同0.58-3.25)とRD1000 1.0(同-2.0-4.0)で、β遮断薬曝露によるリスクの大幅な上昇は見られなかった。...