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慢性心不全の予後予測にsST2が有用

2018年12月4日  専門誌ピックアップ

慢性心不全患者4268例のデータを基に、腫瘍原性2の可溶性抑制(sST2)の独立した予後予測能を評価した。 その結果、全死亡、心血管死、心不全による入院予測のためのsST2の最良カットオフ値は28ng/mLで、カプランマイヤー解析でも高い精度を示した(log-rank検定:117.6、61.0、88.6、いずれもP<0.001)。年齢、性別、BMI、N末端プロ脳性ナトリウム利尿ペプチド(NT-proBNP)、高感度心筋トロポニンT(hs-TnT)などを含むモデルでは、sST2が倍増するごとに全死亡、心血管氏および心不全による入院のリスクが増加する割合はそれぞれ26%、25%、30%だった。...